いつもほなみ鍼灸治療院をご利用いただきありがとうございます。

先日、視点を変えるために東洋医学的な鍼治療を受けに行ってきました。

勿論、行き詰ったわけでなく、全く違うアプローチとは何ぞや?とふと思い立ったからです。

大前提に、そちらでの腕は確か!という先生も知っておりましたので・・・。

なるほど、やはり東洋と西洋の違いは考えていた以上でした。

ここで細かく説明をすることは避けますが、とにかく違いました。

簡単に言うと、鍼治療におけるそれは、「東洋医学は体内のバランスをみる」。

かたや「西洋医学は神経・筋肉・骨格のバランスをみる」といった違いでしょうか。

ちょっとわかりづらいですよね!?

ちょっとだけ専門的に説明すると東洋医学では経絡という「気」の流れに問題が生じた状態が「病」の状態ということ。

西洋医学ではそういった概念は存在せず、筋肉が異常に緊張した状態・神経バランスがくずれた時が「コリや痛み」の状態

と言っても良いのでしょうか。(当院の治療概念はいうまでもなく後者ですよ)

ここで経絡は何?となりますよね!?

経絡は言ってみれば「体の中に存在する線路」です。そこに「ツボという駅」が存在するのです。

「駅」は「さまざまな路線と交差するので、その全ルートの組み合わせこそがかなめの治療」となるのです。

だから東洋医学では交差するパターンと駅そのものを正確にとらえられなくてはいけません。

これを西洋的な鍼灸でいうと、デルマトームやミオトーム、さらにはモーターポイントとなってきます。

じゃそれらは何?となりますよね?

これ以上長くなるのを避けるためにくくると、「医学的に証明された道であり駅」となるわけです。

当然、西洋的鍼灸でもこれらを把握して正確に触診できなければならないのです。

結果的に目指すところは東洋も西洋も同じなのです。

言ってみればどちらも「根底の専門知識が豊富」で「正確な触診」ができなければよい結果を出せないのです。

私は「今行っているやりかたが1番だ」という確固たる信念があります。

しかし、今回受けた「東洋的鍼灸」も大変素晴らしい結果を頂くことができました。

ですので、なんとか「東洋医学的な利点」も今の治療にプラスできないだろうか?・・・本気で考えております。

それにはやはり「日々勉強・日々精進」・・・これしかないのです。

本当に良い収穫でした。