いつもほなみ鍼灸治療院をご利用頂きまことにありがとうございます。

 

自分でも呆れるほど「更新」さぼってしまいました。

 

気が付けば今日から「令和」も折り返し・・・後半に入ってしまうんですね。

 

本当に早いものです。

 

加えてここの所、じめじめした長雨が続き気分も晴れませんよね。

 

しかしこんな時に不調を訴える患者様がかなり増える時期でもあります。

 

通常の「肩こり・腰痛」に加えて治まっていた「むちうち・捻挫」が悪さを始める時期なのです。

 

ではなぜ、この時期にこのようなことが起きるのでしょうか。

 

それは「自律神経・関節・筋肉(じん帯を含む)」などが気圧や天候の変化によって過剰に刺激されるためです。

 

機序を細かく説明するとまたかなり長くなってしまうのでごくごく簡単に説明しようと思います。

 

通常、血液循環は「自律神経」によって問題なく行われているのですが、暑い日の次に寒い日が来たり、

 

またこれを繰り返すと自律神経が大きくくずれてきます。

 

当然、筋肉の中の血液循環も悪くなりがちになります。

 

その結果、筋肉は固くなり「コリ」ができやすくなります。

 

こうなるといつもとは違う筋肉のテンションが関節に伝わります。

 

人間の関節には、「固有感覚受容器」というものが大変多く存在し、これは体の位置情報のセンサーの役目をしているのです。

 

つまり、位置情報がいつもと異なるため、いつもより力んでしまったり、かばってほかの場所に力がはいったりして、

 

結果的に「局所の痛み」や「ほかの場所の疲労感」などを産んでしまうのです。

 

比較的症状の出やすい場所は古傷であったり、慢性的に辛い場所に起こることが多いです。

 

その中でも厄介なのは「首」です。

 

特に上部頸椎には環椎後頭下関節や正中環軸関節など頭部にダイレクトに影響を及ぼすことが結構あります。

 

後頭下筋群の緊張にもつながり、最終的には「目まい・悪心・頭痛」などがおこってきます。

 

首・肩こりで頭痛や悪心を伴う患者様は非常に多いのですが、このような背景を考えながら細やかな施術が必要になってきます。

 

しかしながらそれを踏まえても自律神経の狂ったバランスはそう簡単には治りませんよ!?

 

いずれにしても大切なのは体の中でこういうことが起こっているんだと理解して頂く事なのです。

 

できれば効果を持続させるために、「長時間のスマホ」だけには注意してください。

 

お金がかからないすぐにでもできる予防法ですので。