いつもほなみ鍼灸治療院をご利用頂きまことにありがとうございます。
またもや更新をさぼってしまい、自己嫌悪に陥る今日この頃。
という訳で最近なぜか同じ質問を受けることが多かったので、今日は「ヘルニア」について書こうかと思います。
今回は「よくある質問Q&A」形式でお答えしようかと思います。
Q:レントゲンで腰のヘルニアと診断されました。ヘルニアってどういう病気なのですか?
A:ヘルニアとは「あるべき場所から組織がはみ出てしまった状態」のことを言います。
腰に限らず、おへそ、鼠径部など、人体の構造上いくつかの弱い部分で起こります。
頸椎や腰椎の場合、椎間板という場所から中の髄核という組織が漏れ出て神経を圧迫した状態を指します。
レントゲンでは椎間板は映りません。よってMRIなどによる画像診断が必要になります。
Q:シップと痛み止めをもらったのですが、あまり変わりません。どうしたらよいですか?
A:ヘルニアは怪我と違って時間が経てば治るものではありません。
シップと痛み止めはいわゆる「様子見」の処置になります。
痛みが強く続く場合は「ブロック注射」などで鎮痛処置を行います。
ヘルニアの程度がひどければ、最終的には手術となってしまいます。
ただしヘルニアは手術しても再発するケースが何割かあります。
Q:鍼でよくなりますか?
A:「漏れ出た状態」を治すことは鍼ではできません。
しかしながら、痛みを軽減させることを目的としたはり治療は行なう意味があると思います。
当該部分の筋肉の過緊張を取ること、痛み閾値をコントロールすることで変化を出すことが可能です。
当然ながらヘルニアの程度にもよりますのですべてが鍼で解決するとは言えません。
いかがでしたか?
あるある質問をいくつか載せてみた訳ですが・・・。
ここで皆様の多いご質問ですが、MRIを撮ってヘルニアとわかってもじゃあどうすれば治るのですかということです。
MRIはあくまでヘルニアを確定させるための「手段」であって「治療」ではないのです。
「ブロック注射も手術も怖い。」という方はとても多くいらっしゃいます。
これらに準ずる治療法はまだ確立されていないのです。
よって医療類似行為の「はり治療」も選択肢となるわけです。
結果的に「はり治療この選択肢が一番良かった」という方も相当数いらっしゃるから私達の資格が認められているわけです。
「順番はどうでもいいからこの痛みを何とかしてくれ」という方はまずはご相談ください。