いつも当HPをご覧いただいてありがとうございます。

 

いよいよこのテーマも最終回となります。

 

前回お伝えいたしました「どんな刺激が最適か?」の答えは・・・「心地よい刺激」、これが正解です。

 

「ハリをさして気持ちいい訳ないじゃん!!」という声も聞こえて来そうです。

 

げんに受けたハリが痛くてもうこりごり!というお客様もたくさんいらっしゃいます。

 

しかし、ハリの刺激には「段階」というものがあるんです。

 

言葉にするのは難しいのですが、あえていうなら「じわぁ~、ずーん、どーーん」の3段階が適当でしょうか。

 

これを症状や疾患によって使い分けるのがはり治療の真骨頂なのです。

 

初心者には間違いなく「じわぁ~」の刺激、少しづつ慣れてきたら「ずーん」までです。

 

この「じわぁ~」や「ずーん」は不思議と嫌な感覚ではなくむしろ気持ちいというかたも多いのです。

 

多分一度でハリ嫌いになった方はいきなり「どーーん」を食らってしまったのでしょう、残念ながら。

 

勿論、打ち手としても細心の注意をしないと要らない「どーーん」感覚が起こってしまいます。

 

私がしつこいほど施術中にお声がけするのはこのためです。

 

当然、一部の疾患治療には「どーーん」感覚が必要になりますので、必要な時は事前にお伝えしております。

 

そしてその刺激も「適量」というものがあるのです。

 

どんなに「じわぁ~」の刺激でも100か所も刺したら体はバテバテになってしまいます。

 

私が考える「適量」は「必要と思った6~7割」だと思ってます。

まだ少し抜け切れていないけど来た時よりは楽!」この感覚がベストです。

 

なぜベストなのかといえば、時間の経過とともに体はさらに緩むからです。

 

数時間経って「さっきよりもっと楽!!」になったほうが良くないですか?

 

それにはその数時間はお昼寝でもして体を休ませてください。

 

これでも治療直後は「長風呂した後みたいなぽぉーっとした」な感覚が多少でてしまうのですから。

 

緩めすぎてしまった後の体の反応となれば・・・もう想像がつきますよね!?

 

という訳で全3回に分けて体のインプット・アウトプットについて考えてきたわけですが、皆さん

 

ご理解いただけたでしょうか?

 

またまた長文になってしまいましたが、結構いいこと書いたつもりです。

 

皆様の豆知識になっていれば幸いです。