いつも当院をご利用いただき誠にありがとうございます。
今日は患者様に頂いた一言がとても心に響いたのでそれについてコメントしたいと思います。
「さすがプロですね、辛いところがよく分かってらっしゃる」・・・この一言でした。
普段当たり前のように触診し、治療点を決めている私にとってはごくあたり前のこと。
逆に褒められた?ことにしばらく気づきませんでしたが・・・褒められるのはどんなことも嬉しいものです。
恥ずかしいことに一瞬にやけてしまいました。
我に返り振り返ってみて「なるほど。〇○さんが言ってるのはこのことなのか」と腑に落ちました。
じつは大抵、治療を受ける側にとって気になるのは「ツボの位置」なのですが、大事なのは位置ではありません。
大事なのは、「ああ、そこです、そこが辛いんです」と感じて頂ける「効くツボの方向」なんです。
多くの方は鍼灸治療と聞くと北〇の拳のようにツボの位置(秘孔じゃありませんよ?)こそが要と思うみたいですが、
ツボなんてある程度の目安でしかないんです。
一番大切なのは、多少ツボよりずれても症状を再現できる「反応点」・・・これをいかに正確に探し正しい方向を見つけるか
なのです。
もともとツボの位置の記述は中国4000年の歴史といえども解釈はまちまちで絶対的なものではないのです。
専門的なことを言うと「モーターポイント」「トリガーポイント」「皮膚反射点」など総合的に考慮して効果のだせる方向・
深さまで鍼をさせるかが肝となるのです。
しかしこれはすべて経験で培われるものなので・・・口ではうまく説明はできません。
また、〇○理論や××テクニックもよいのですが、それ以上にさわって問題点を見つけられてから後のことだと思います。
私は自分の指の感覚がすべてだと信じて疑いません。
ですのでまずは「鍼治療がメイン」です。そこに付随して様々なテクニックが存在すると思います。
こんな私ですが、共感して頂けるかたはどうぞグッドボタンは押さずにお気軽にご相談ください。