「東京はあまりお灸やってくれるところってないのよね」
先日、ご家庭の事情で最近都内へ越してきたという初老のお客様のおっしゃられたこの言葉が
やけに残ったので今日はお灸について書いてみました。
確かに関西ではお灸だけで治療する「きゅう院」もあるというくらい「おきゅう」はメジャーです。
このご婦人の感想は極端な気がしますが、関東は確かにお灸をとりいれた治療をしてくれるはりきゅう院は
確かにとても少ないのです。
土地柄というのもありますが、実際おきゅうは煙がでるので院の中がすすけます。
これを嫌がる先生もかなりいるのですが、上層階の治療院ではビルのオーナーがNGを出すケースが少なくありません。
あと技術的にお灸を上手に捻れないきゅう師もとても多いのです。
かく言う私も捻りには自信がありません。あれはとても技術がいるのです。
多分、よゐこのお二人のほうが私より数倍うまいと思います。
ですけどきゅう師たるもの、か○や灸や千○灸に頼りきるべきではないと私は思います。
もぐさを使ってこそきゅう師だと思っていますから。
ですので当院では「灸頭鍼」というやりかたでお灸を提供しています。
これは何かといいますと、刺したはりのお尻に適当な大きさに捻ったおきゅうを乗せたもの。
はりの機械的な刺激とともに温熱刺激を加えられるという優れた療法です。
皮膚と接触していないので火傷の心配はありません。そしてなによりとても気持ちがいいのです。
先のご婦人の施術はまさにこれを用いたものなのですが、とても気に入ってくださいました。
ご婦人いわく、「千○灸じゃこの香りは出せないのよね。すごく落ち着くの」だそうです。
灸頭鍼に使うもぐさの質は決して良いものではないのですが、丹精込めて私が1個1個作ってます。
少なからずハンドメイドの愛情が伝わったのかもしれません。
これもカリスマきゅう師から言わせれば邪道なのかもしれませんが、効果としては負けないものがあると
私は思います。
興味をもたれたお客様はぜひお問合せください。
慢性の腰痛・膝痛・肩こり・自律神経失調症など幅広く効果が期待されますよ。