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昨日の雷雨・・・すごかったですね!?

今日も昼過ぎは、この辺りは雨雲がすごかったですが雨は降らなかったので良かったです。

さて、雨の日が増えてくるこの時期は疾患も増えてくる時期でもあります。

なかでも圧倒的に多い筋肉性のものが「ぎっくり腰」と「交通事故の後遺症の再発」です。

これらは、寒い日が続く冬にも多く見られるのですが、やはり湿度が上がるこの時期にも増えます。

ここでこの2つに共通する特徴は「何度も繰り返している」という点です。

なぜ何度も繰り返してしまうのか?

端的に言うと、➀最初の処置が適切でなかった。のと、②最後までしっかり治しておかなかったということが

最大の原因であると私は考えます。

筋肉に由来するぎっくり腰とむち打ちは、確かに時間の経過とともに症状はいったん落ち着きます。

しかし、体の中は完全に治ってはおりません。

どういうことかというと、傷んだ組織は「瘢痕化」してしまうのです。

ここでいう瘢痕とは、簡単に言うと「かさぶたのようなもの」です。

かさぶたを無理に剝がそうとするとまた傷ができて血が出ますよね?

極端に言うとそういう状態が体の中に残ってしまいます。

しかもそれは普段はなんら悪さをすることがないために普通に過ごせてしまいます。

ですから皆さんもう治ったそれとは関係ないことが新たに起こったと勘違いすることも多いようです。

さすがに5回~6回と繰り返すともう気づき、「ああ、あれだ!また来そうな予感がする」方も多いようです。

しかし中途半端な状態で落ち着くのを待つだけにまた再発する。

この悪循環が良くないのです。

この負のサイクルを断ち切るためには、瘢痕が残らない柔軟な筋肉を作ることしかないのです。

残念ながら何度も再発している症状では初回のそれを治す何倍も時間が掛かってしまうケースが多いです。

しかし、どこかでこの負のサイクルを断ち切らない限り今より良くなることはありません。

ちょっと「ぎっくり腰」と「むち打ち」を同じくくりで話すことにも無理があると思いますが、

こと「繰り返す」という点ではそれほどかけ離れてはいないと思います。

どうぞ心当たりのある方は相談だけでも結構ですのでお問合せください。

とにかく迅速かつ適切な処置が本当に大事ですよ。