いつもほなみ鍼灸治療院をご利用頂きまことにありがとうございます。
私たち治療家は、皆様の施術に向かうにあたりお話しを聞きながらある選別をしているのをご存知でしょうか。
当然、良いお客様・そうでないお客様といったものではございません。
それはお客様・患者様のお悩みの病態を分類することから始めているのです。
大別しますと病態は、「急性」「亜急性」「慢性」の3つに分けられます。
なぜこんなことをするのかといえば「治るのにかかる期間が違うから」です。
それでは、この3分類の中で治るのに時間がかかるのはどういう順番でしょうか。
正解は「急性<亜急性<慢性」の順で時間がかかります。
簡単に疾患名を例を挙げて具体化してみましょう。
・急性を代表する疾患 ・・・・ぎっくり腰や寝違えなど
・亜急性を代表する疾患 ・・・・捻挫や打撲の回復期など
・慢性を代表する疾患 ・・・・腱鞘炎や肩こりなど
本当にざっくり例をあげました。
鍼灸で奏功がある疾患はほかにも多数あるので全部についてはここでは説明しません。
理解して頂きたいのは「慢性に移行した状態は改善させるのにかなりの時間を要する」ということです。
とにかくこれが一番知って頂きたい大事なことなのです。
ここだけ留意して次回の記事をお読みください。
次回はほかにも時間がかかる疾患名をもう少し増やして、そこに焦点を当てていきたいと思います。
どうぞご期待ください。