いつもほなみ鍼灸治療院をご利用いただきありがとうございます。
関東もいよいよ梅雨入りしましたね。
これからひと月以上も鬱陶しい季節が続くかと思うと嫌になりますよね。
今朝、とある情報番組で「季節痛」の特集をしておりました。
ご覧の方もいらっしゃるかと存じます。
季節痛とは季節の変わり目に出現する「肩こり・頭痛など」を指すようです。
?…どこかで聞いたフレーズです。
そうです、前回のブログで書かせて頂いてました。
むち打ちの再発は厳密には違うのですが、この季節の変わり目に起こる「肩こり・頭痛」も同じ機序で起こります。
つまりは自律神経の乱れが大幅に増幅した結果がコリや痛みに大きく起因しているのです。
通常、内臓運動や筋血流量の調整、発汗運動などは意識に上らないところで自律神経がうまく調整してくれてます。
逆を言うと、自律神経は普通の運動神経などとは違い、自分の意図で調節できません。
「心臓よ止まれ!!」なんてできたら死んでしまいますよね。だからできないようになっているんです。
そうやってうまく人間の身体は守られているのですね。
しかし自律神経は「ストレス」にとても弱いのです。
ストレスには、心理的なものと環境の変化によるものがあり、それぞれ内的ストレス・外的ストレスと呼ばれています。
どちらのストレスでも自律神経は影響を受けます。
受けるストレスが多ければ多いほど悪い形になって現れます。
ですからこの時期の環境の変化で体調を壊す人が増えるのはある意味仕方がないのかもしれません。
季節痛はもともとフラついたり目まいがする人に多く見られるらしいです。
つまりこのタイプの人はすこし自律神経がアンバランス気味なんでしょうね。
長くなりましたが、鍼灸やマッサージはこの予防だったり改善に大きく貢献できる可能性があります。
筋肉へいく血流量が下がることでコリや痛みがでるわけですから、外部から刺激して筋肉を緩めたらどうなるか?
しかも気持ちのいい鍼やマッサージだったらどうでしょう?
逆のフィードバックが起こり緊張状態の脳も緩和され、気持ち的にもリラックスできますよね。
外部から良い刺激を入力することで体調が安定する可能性があるのです。
ですから皆さん、たかが肩こりと侮っていると大変ですよ。
年々ひどくなってはおりませんか?
自分で変えられないストレスは仕方ないですが、良い刺激を入れて体に訴えることは私達にはできるのです。
毎日の生活のQOL(生活の質)向上のためにも是非、鍼灸をお薦め致します。